<えになるかとり かとりっぷ> ◆第百三十一回 新嘗祭の佳き日

2022.11.24

 

昨日、11月23日は新嘗祭でした。
その年の新穀を神様に奉納し、秋の実りに感謝、国家安泰、国民の繁栄を祈る、大切な日です。

そして昨日のもうひとつの大事なことといえば、サッカーワールドカップ カタール大会の日本の初戦、ドイツとの戦いでした。
アルゼンチン対サウジアラビアのようなことがあるのがサッカー。
期待を込めつつ、あまり気負いすぎないように観戦しましたが、なんと同じような展開での勝利!
今日が祝日になれば完璧だったのに!
でも、新嘗祭の佳きお日柄の勝ちで、とても嬉しかったです。

さてさて、興奮冷めやらないですが、話はかとりっぷに戻りまして。
今日の画像、冬に向けての準備が始まったなと思いませんか。
松の木が寒くないように、腹巻きをしているような。
でもなんで寒さ対策なら、全体に巻きつけないのかなと、いつも疑問に思っていました。
そうしたらですね、これ、寒さを防ぐものではないということです。

なんだって?!
人の思いこみというか、イメージというのは当てになりませんね。
本当はこれ、防虫対策なんだそうです。
松の木に住み着く、マツカレハという名前の害虫を捕まえるトラップなのだとか。

マツカレハの幼虫は、冬の間は松の木の皮の間や落ち葉などで寒さをしのぐ習性があることから、わざと松の木に腹巻きをして住みやすい環境を作ってあげるということです。
腹巻きの裏にまんまとおびき寄せられた幼虫は、春が来る前に腹巻きを外し、ワラもろとも焼き殺すことで駆除するというから、まさに一網打尽。
今度から松の木の腹巻きを見たら、あの下に…と考えてしまいますね。

#かとりっぷ
#香取町旅
#NipponiaSawara
#松に腹巻き
#新嘗祭
#冬支度
#ドーハの歓喜
#香取市
#小江戸
#佐原
#小見川
#山田
#栗源

えになるかとり かとりっぷ
第百三十一回 新嘗祭の佳き日
文・写真 きのしたまみ
毎週木曜日更新