<えになるかとり かとりっぷ> ◆第九回 京都祇園の流れをくむ

2020.07.23

 

七月の中旬を過ぎても、今年の梅雨は明けません。
例年なら、夏休みに突入して、太陽がサンサンと降り注ぐ頃です。
暑ーい香取市の夏の始まりにある祭り、小見川祇園祭も今年は雨でした。
例に漏れず、こちらのお祭りも中止に・・・
神事のみが、粛々と行われました。

    

この小見川祇園祭、1639年より始められたといわれています。
須賀神社の例祭であり、京都八坂神社祗園祭の流れをくむものです。
神輿渡御の付け祭りとして、六台の屋台が引き廻されます。
佐原の山車と大きく違うところは、天井部分に屋根がついていて、芸人さんによる演芸が披露されるところです。
同じ市内であっても、文化継承の違いがあるのがおもしろいですよ。
小見川でも佐原囃子が演奏されますが、踊りはまったくちがったりします。
でも、お祭りに対する気持ちに違いは無いですね。
みんな一年心待ちにして、とても楽しみにしています。

そうそうこのお祭り、なんと国道を通行止めにしちゃいます。
夜の時間だけですが、市民にとってそれくらい祭りは大事ってことですよね。

本来なら香取市の夏は、毎週のように祭りや花火があり、一年で一番盛り上がる季節。
今年はいろいろなものが無くなってしまい、寂しいかぎりです。
いつの日かまた、楽しめるときが来ますように。

 

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えになるかとり かとりっぷ
第九回 京都祇園の流れをくむ
文・写真 きのしたまみ
毎週木曜日更新